テープバックアップとは?

バックアップの重要性

データが無くなる事の深刻さ

近年、ビジネスに限らず、取り扱うデータ量は日々増大していることは周知の事実です。個人であれ、企業であれデータは大切な資産であり、万が一失ってしまった場合の損害は計り知れません。特に企業にとって、データを失うことは信用の失墜となり、その影響は計り知れません。また、金融商品取引法による内部統制報告制度(J-SOX法)などを背景とした、内部統制/コンプライアンスへの対応強化のため、ストレージのバックアップを確実に取ることの重要性が再認識されています。

データがなくなるのは何故か?

最近はディスクアレイ構成(RAID)など、万が一ハードディスクが故障しても復旧することができる手段が普及しており、データ損失の危険性が低くなってきています。しかし実際には(頻度の高い順に) ①ハードウェア故障 ②人為的エラーでファイルを削除してしまった ③ソフトウェア破壊 ④盗難 ⑤ウイルス感染、と言う具合にデータ損失が発生しています。特に②の人為的エラーに関しては、誰しも「必要なファイルを削除してしまったという」経験をお持ちではないかと思います。

データ復旧できるのは「バックアップ」してあればこそ!

万が一データ破壊が生じた場合に、データを復旧できるように予めデータを保存しておくことを「バックアップ」と呼んでいます(ご参考に、使用頻度の低くなったデータを、一般的にはより安価なストレージに保管しておくことを「アーカイブ」と呼び「バックアップ」とは区別しています)。上述のデータ保護技術のディスクアレイ構成は、ハード障害でのデータは復元できますが、例えば上述②の人為的エラーや③のソフトウェア破壊時のデータは救済することができません。これら事態の救済、さらに自然災害まで考慮すると、遠隔地などに保存できるテープ媒体やRDX媒体へのバックアップが適しています。

バックアップの課題

バックアップは、データの保存タイミングやデータ量により、業務への影響も大きく工数も必要となります。バックアップ時に考慮しておくべきポイントを以下記載します。

バックアップ周期はデータの重要度に応じてかえます

データ損失が発生した後、データ復旧できるのは前回保存した時点のデータとなります。毎日業務終了後バックアップをしているならば、前日の業務終了時点のデータに復旧することになります。この事は、データが無くなった時の損失が大きければ大きい程、短い周期でバックアップが必要であることを示しています。

バックアップするデータはファイル全部か?変化した部分のみか?

復旧が一番簡単なのはファイル全部をバックアップするフルバックアップです。しかし、バックアップ時間が長く、大量の記憶媒体(磁気テープやRDXカートリッジ)が必要となりますので、日常の処理にはお勧めできません。
通常、業務終了時に変化したデータのみをバックアップ(差分/増分バックアップ)し、週末に全データのバックアップをするのが一般的です。多忙な日々は少ないデータを短時間で済ませ、余裕のある週末の業務停止時にフルバックアップをするなどで、業務への影響を最小限に抑えます。

バックアップと業務処理

通常、バックアップはファイルが固定していないと出来ませんので、業務を停止させて行います。ただし、バックアップソフトウェアのオンラインバックアップ機能を使用すれば、業務を停止しなくてもバックアップをすることができるようになります。

バックアップシステムの選定

サーバ内蔵のRDXやテープドライブ、外付けで複数カートリッジをサポートするオートチェンジャまで、規模に応じて選択できます。